3ステップで簡単! チューリップを立体的に塗る

塗り絵

初心者の方でも塗りやすくなります

どこから塗っていいかわからない。子供の頃のクセで輪郭から塗っている。立体的に仕上げたい。という方にオススメです。一緒にチューリップを立体的に塗っていきましょう。

こちらは、私が無料で公開しています「チューリップ」をケント紙のポストカードに印刷したものを塗っています。

【無料おとなの塗り絵】チューリップの下絵がダウンロードできます

step① ベースの色を塗る

全体を4色で薄く塗る

まずは、ベースの色を塗りましょう。チューリップの花のピンクと黄色、茎と表葉の黄緑、裏葉の緑。4本の色鉛筆で、それぞれ薄く塗っていきます。葉の表と裏で色を変えたのは、チューリップの葉っぱは厚みがあり裏と表がねじれている感じを表現するためです。

ムラなく塗りましょう

色鉛筆の真ん中くらいを優しく持って、鉛筆を傾けます。こうすると、芯の側面を使って弱い筆圧で広い面を一気に塗りやすくなります。線と線の間が広がらないように気をつけて少しずつ優しく塗りましょう。肩や指先の力を抜いて、はみ出したって気にせず塗っていきます(優しく塗ってあれば後から消せます!)

色鉛筆は、ファーバーカステルのポリクロモスを使いました。色は、104ライトイエロー、124ローズカーマイン、168アースグリーンイエローウィッシュ(読み方合ってますw?)163エメラルドグリーン。

step② 線のタッチをなぞる

葉の筋や、花の膨らみにタッチを入れる

デッサン風に下書きを仕上げてありますので、ここからは「塗る」意識から「描く」意識に変えてみましょう。これで立体感がグッと出ると思います。こちらは、わかりやすくするためにiPadで線の上だけなぞったものです。このように、タッチをなぞってみてください。葉のうねりや、花のふくらみの立体感を頭の中でイメージできるとなお良いですね。色鉛筆は立てて使います。色は1段階濃いものに変えると良いと思います。

色は、107カドミウムイエロー、121ペールゼラニウムレーキ、112リーフグリーン、264ダークフタログリーン。

線をつなげるように塗っていく

タッチの線をつなげてみましょう。イメージの線なので、なんとなく繋がっていれば大丈夫です。その線と同じように、周りをタッチで塗っていきます。

花と茎は上から下へ

花の下の方や、茎の下の方は白く残しておくとキレイです。輪郭の上端から下に向かって、スッと払うように、子供のやわらかい髪の毛を撫でるように(かえってわかりにくでしょうか?!)するととてもキレイです。線が目立ってしまうときは、力をぬきましょう。一度、拳をぎゅっと握ってから、パッと脱力するといいですよ♪ベースの色も使って色を濃くしていきましょう。

step③ なじませる

タッチをなじませながら全体を塗っていきます

チューリップは、葉と茎の色が結構違うのが特徴です。違いが出るように、葉の色を青っぽい緑に塗っていきます。表と裏をなじませながら塗ると、統一感が出ます。色の濃い花の場合は、茎の色に花の色が反映することもあります。チューリップの写真や、実物を是非観察してみてください。

花と葉の色のバランスを見て仕上げます

今回は黄色とピンクの花にしたので、境目の部分をくっきり塗り分けます。同じように茎と花の付け根や、茎と葉の境目も色の違いがわかるようにするとよいですね。線で区切るのではなく、色を塗り分けると、立体的に見えます。(ちょっと難しいこと言ってしまいますが…)

完成!!

100円ショップの額に入れてみました♪

今回は金色とアクリルの額にしましたが、白いものや、木、アンテーク調など、いろいろな額がありますので、お部屋のインテリアにあったものを選んでみてください。ポストカードサイズは種類が豊富なので、選ぶのも楽しいです。

serita

serita

東京藝術大学日本画専攻 卒業 東京藝術大学大学院デザイン専攻 修了 個展、グループ展多数。 山本一力・著「たまゆらに」月刊連載挿絵など ロジカルデッサン「伝わる絵の描き方」シリーズ 著者 デッサンや水彩画、人物画などを専門学校やアートスクールで教えております。

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